神戸・六甲アイランドの最南端にある公園「マリンパーク」。
目の前には海が広がり、南国気分が味わえる人気スポットです。
そんな「マリンパーク」が、再整備で大幅リニューアルへ。
いつから工事が始まるのか、「マリンパーク」はどんな感じになるのか、詳しくお伝えします。
目次
六甲アイランドの「マリンパーク」がリニューアルへ
人工島でありながら、南国気分を気軽に楽しめる「マリンパーク」。
長年、ほぼ現在の姿のままでいましたが、30年以上が経過し老朽化などが目立っていること、そして六甲アイランドの活性化に向けて、このたびリニューアルされることになりました。
「マリンパーク」東側の再整備案に関する説明会が2024年2月24日(土)に開催。その時の資料をもとに、詳しく見ていきましょう。
「マリンパーク」再整備案
「マリンパーク」は東西に広がる公園でとても広いので、まずは東側の部分(約340m)から工事に取りかかるようです。
東の端に、「feel dining cafe&sea」があるエリアになります。
再整備の大きな特徴としては
- 防災機能を高めるため、釣りゾーンの背後から公園全体の地盤を嵩上げ
- 夜間景観の創出、中央に芝生広場を設けるなど、公園全体をリニューアル
- 公園整備に合わせて、東側駐車場の一部嵩上げも実施
ただ活性化へとつなげるためだけではなく、防災面からも考えられた案になっています。
①エントランス
「マリンパーク」のちょうど中央部分にあたるエリア、「マリンパーク駅」からまっすぐ歩いてきたところにある場所はメインエントランスに。
- 園名サイン
これまでなかった「マリンパーク」のサインが「ROKKO ISLAND MARINE PARK」と描かれ、フォトスポットとしても利用してもらえそうな園名サインとして新設。 - ベンチ+天然芝
これまでも階段部分だったところは、コンクリートのベンチと天然芝をあわせたものになり、よりくつろげる場所へ。 - バーゴラ+縁台
雨の浸入を防げる構造のバーゴラの下には、かわいいデザインで多くの人が座れそうなソラマメの形の縁台を設置。
今までは、なんとなく「マリンパーク」に来たな、という感じでしたが、中央エリアがメインエントランスとして整備されます。
②多目的広場・釣りゾーン
ヤシの木が並ぶ”映える”エリアは、嵩上げされるのと釣りゾーンが設けられるのが大きな特徴。
「マリンパーク」での釣りは禁止されていますが、する人が続出。
あらためて有料エリアで区切り、そのエリア内では釣りができることになります。
- バーゴラ+ソファベンチ
海の眺望をゆったり楽しめるよう、バーゴラとソファベンチを設置。 - 芝生法面・ハンモックベンチ
舗装広場までの高さの変化を活かし、芝生法面として整備。また、ハンモックベンチも設置されます。 - 展望テラス
さらに1m高いところに設置される展望テラスには、海を眺めながらくつろげるカウンターも。
嵩上げされた部分を活かし、海の眺望を楽しめるような設計になっています。
③その他施設配置
今回の整備では、さらに細かいところまで考えられています。
- ワシントンヤシ
上部分の、メインとなる通路沿いに新たに植えられます。 - 照明
メイン園路沿いに、明るく幅広く照らせるポールライトを設置。海側には、芝生法面の背後にフォトライトが設置され、演出照明としての役割も。 - テントシェルター
脱着可能なテントシェルターは、暑い時期に避暑地に。またタープのほか、ミストや照明などの取り付けを想定した柱も設置。 - 案内看板
再生木材ベースのものが利用された案内看板は、緑地東側と北側アクセス部に配置。公園全体で、デザインも統一されます。 - 手洗い場
手洗い場は、景観の邪魔にならない緑地東側に。また、釣具の洗浄を防止するためにも、釣りゾーンから離れた場所に設置。 - 駐輪場
東側駐車場内の最北部(山側)にある駐輪場を、利用しやすいよう緑地東側にも設けられます。
個人的には、現状のものではなく新たにトイレが設置されないのかが気になりますが、ほかの部分では快適に利用できるようリニューアルされます。
2024年7月から「マリンパーク」の工事開始
「マリンパーク」の再整備に伴う工事は、2024年7月〜2025年3月31日までの予定で行われるみたいです。
2024年6月中旬には、写真のような看板が設置。
再整備案の通り、まずは東側から工事がスタートします。
長年同じデザインで変わらなかった「マリンパーク」が、大きく変わります。
景観を活かし、地元の島っこの利用がメインだった場所が、本土から来る人も楽しめる場所へ。
楽しみに待ちましょう🌴✨