六甲ライナーは、これまで長年おなじみだったデザインの1000形から一新した新型車両の3000形が登場。
2018年8月31日から運行を開始しています。
その六甲ライナー新型車両3000形について、設備や仕様を詳しくお伝えします💡
目次
ガラリと変わった六甲ライナー新型車両の3000形
外観は白がベースの1000形から、緑青へと大きく変わった3000形。船舶のシルエットがモチーフとされていて、シャープな印象になっています。
変わったのは外観だけではなく、内装・設備も。
- 車幅
1000形 2370mm
3000形 2510mm - 天井の高さ
1000形 2005mm
3000形 2065mm - 通路幅
1000形 1070mm
3000形 1250mm - 定員
1000形 176人
3000形 182人
1000形から少し大きくなった3000形。
さらに、鉄道車両用プラズマクラスターイオン発生機が設置され、車内環境にも配慮されています。
六甲ライナー3000形はこんな新型車両!
ぬくもりのある木目調がベース
車両は床をはじめ、木目調の部分が多く温かみのあるデザインとなっています。電車の中、というよりおうちにいるようなぬくもり感。
先頭車両は以前よりすっきり
先頭車両は、非常用はしごの上にも棚があるため、以前よりもすっきりとした感じに。
1000形では、小さい子どもが先頭部分に立って風景を楽しむことが多かったですが、3000形では少し高めになっているので、ある程度の身長がないと立って見ることは少し難しそうです。
ちなみに、運転席は1000形と同様に使われていない時は自由に座ることができます。運転席のカバーも木目調。
1人分の席がわかる個別タイプ
座席は個別タイプ。先頭車両はクロスシートになっていて、前方(または後方)を向いています。一番前の席は1.5人分ほどの大きいシート。
背もたれは低めで採光多め
ロングシートは1000形とは大きく異なり、個別タイプに。
1000形では5人がけなのに3〜4人しか座っていない、ということがしばしばありましたが、3000形では1人ずつ区切られているので無駄なく座れます。
また、背もたれが低くなっているため、採光が多くなっていて車内は明るめ。
全車両に車いす・ベビーカースペース
3000形では、全車両に車いす・ベビーカーのスペースがあります。
木目調ではなく色で分けられていて、大きく車いすとベビーカーのサインがあるので、一目でわかります。
マスタード色は優先座席
普通の座席は紫色ですが、優先座席はマスタード色。上に優先座席のサインがありますが、少しわかりにくいかもしれません。
何かと便利な荷物棚
連結部分近くには、荷物が置ける棚があります。こちらも木目調になっていて、なんとなく以前より使いやすいイメージ。
六甲ライナーが開通したのは、1990年。今回の3000形は、開通以来初めてのリニューアルとなります。
開通当初から乗っている島民としては、車内アナウンスが最初の男性の声から女性の声に変わったときや発車メロディが変わったときですら大きい出来事だったので(個人的に)、今回の3000形は全く別の乗り物に乗っている気分。
それでも、やっぱり最新の設備となっている3000形は、より乗り心地がよく快適になっています。
2023年末までにすべての六甲ライナーの車両が3000形になる予定とのこと。
1000形が見られなくなるのは少し寂しいですが、これから3000形が六甲アイランドから住吉までを駆け抜ける新しいシンボルとなります。
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